英文誌(2004-)
Original Article(原著)
(0103 - 0107)
胆嚢造影陰性例の超音波診断
Ultrasonic diagnosis of nonvisualized gallbladder
高梨 利次1, 山崎 栄龍1, 冨田 健2
T TAKANASHI1, E YAMAZAKI1, K TOMITA2
1慶応がんセンター, 2慶応大学医学部外科
1Keio Cancer Detection Center, 2Department of Surgery,School of Medicine,Keio University
キーワード :
超音波断層法による胆嚢疾患の形態変化の描写率をみるため,慶大外科で手術した74例の胆嚢造影陰性例に超音波検査を行なった。超音波胆嚢像と摘出胆嚢所見を分類し対比検討したが,その正診率は66.2%であった。
超音波検査法は胆嚢造影陰性例に対する有力な検査法であり,また胆嚢の形態変化を良好に描写しうることがわかった。