英文誌(2004-)
State of the Art(特集)
(0075 - 0083)
後天性心疾患の診断—複合超音波検査法の有用性
Acquired heart disease~Clinical usefulness of the complex ultrasonic examination
田中 元直
Motonao TANAKA
東北大学抗酸菌病研究所
The Research Institute for Tuberculosis Leprosy & Cancer Tohoku Univ.
キーワード :
現在循環器領域で実用されている方法あるいは実用されつつある方法にはUCG,心断層図およびその応用として方位ないしレベル断層図,経時相断層図,感度断層図,キモグラム,ドプラカルジオグラム,およびカルジオレオグラムがある。これらの方法には一長一短があり,得られる情報の質も異なる。超音波検査法を診断学として確立させるためにはこれらの方法の複合使用が必要かつ不可欠である。これらの方法を複合せしめて使用したときの臨床効果と有用性を弁膜症と心筋疾患を例として示した。