英文誌(2004-)
Original Article(原著)
(0111 - 0119)
電子スキャンによる高速走査超音波診断法の臨床への応用—とくに胃・上腹部臓器と乳腺・甲状腺腫瘍の診断法について—
Medical application of a new electro-scanning ultrasonic diagnostic equipment
横井 浩1, 巽 寿一1, 仲原 正明1, 伊藤 健一2, 伊東 正安2, 油田 信一2, 田中 憲二3, 内田 六郎4
Hiromu YOKOI1, Toshikazu TATSUMI1, Masaaki NAKAHARA1, Ken-ichi ITO2, Masayasu ITO2, Sin-ichi YUTA2, Kenji TANAKA3, Rokuro UCHIDA4
1日生病院第一外科, 2東京農工大学工学部, 3順天堂大学医学部, 4アロカ株式会社
1The First Department of Surgery, Nissei Hospital, 2Tokyo University of Agriculture and Technology, 3Juntendo University School of Medicine, 4Aloka Co. Ltd.
キーワード :
電子スキャン高速走査超音波診断装置を臨床に応用し,従来の方法では描写困難な領域への応用の可能性につき検討した。
1)胃発泡充満法により上腹部臓器,とくに胃疾患の超音波診断が可能となり,胃癌などの胃隆起性病変,および周囲臓器の診断に応用できる。
2)水浸式リニア走査法による乳腺・甲状腺疾患などの診断に応用,腫瘍の診断の迅速化に有用であった。